カザン大聖堂前で開催された大衆集会

ペテルブルク労働者・市民のデモ行進

　「１８日午後４時ごろ、数十万の群集がカザン大聖堂前に集まった。大赦がそのスローガンだった。彼らは監獄に向けて行進することを望み、指導を求めて労働者代議員の議場の方に向かった。夕方の６時にソヴィエトはデモの指揮のために３名の全権委員を選出した。彼らは白い鉢巻と腕章をつけて２階の窓から現われた。下では人の大海が息づき、波打っていた。革命の帆とでも言おうか、赤旗がその上になびいていた。力強い叫びが委員を歓迎した。ソヴィエトのメンバー全員は下に降り、群衆の中に飲み込まれた。

　『弁士を！』、何十という手が弁士の方に伸ばされた。一瞬のうちに、弁士は誰かの肩車に乗っていた。

　『大赦だ！　監獄へ行こう！』、革命家と叫び声…。